独りぼっちの父の日

今回のブログはお話が大変暗いです。
暗いお話が苦手な方は、そっとウィンドウを閉じることをお薦めします。

今日は父の日です。
お父さんに日頃の感謝を伝える日です。
私は父の日を3回ぐらいしかしてません。東京に上京するまではしてなく、きてからも3回ぐらいしかしていません。
4回目をする事ができなくなったのは、父の突然の死が大きいです。
病気というより生活が荒れていて、そのつけがまわってきた感じです。
その当時は私も若く、ろくでもない父に涙を流すおろか、仕事を理由に葬式さへ出ないしまつで、姉兄から非難をされていました。

葬式に出てないのは、最初は後悔していませんでしたが、それが間違いだと気付くのにそれ程時間はかかりませんでした。
死はわかっていても実感が全くわかないし、とても深い後悔に襲われる日々がつづきました。

ある時、公的書類を取り寄せたとき父の欄に線が引かれて死亡の文字が書かれていました。
たかが一枚の紙切れに涙しました。

あれから十数年が過ぎ、私も年を重ね責任ある世代になり、初めは許せなかった父が少しずつわかってきたような気がします。あの時なぜ言葉をかけてあげれなかったのか後悔しています。
『孝行したいとき、親はなし』そんな言葉の重みを感じています。

あと数時間で父の日は終わります、特別なことは必要ありません。
ただ、『ありがとう』の言葉だけで十分です。

口うるさい親父さんは、あなたを心配してるからです。
汗臭い親父さんは家族のために、汗をかいてるからです。
休みの日ぐーたらな親父さんは会社ではきっと誰よりも格好いいです。

照れくさかったら心の中でもいいと思います。
『ありがとう』のことばを。