忘れさせてあげる優しさ

テレビでは4年前の特集をしている。

昨日観てたテレビ番組で、どうしても許せないところがあった。

被災地で今日のセレモニーに幅広い世代が集まり鎮魂歌を歌うという内容。

その内容はとても感動していた。

その後にキャスターが参加者と話をするのだけれども、話の冒頭でAさんは奥さんを亡くされたそうですね。
Bさんはお母さんを亡くされたそうですね。

てきいているのだ。
そこふつう聞くか。

もう大分その現実と向き合い大変な思いをして、やっと歌で普段の生活に戻ろうとしているのに、また、その傷口をわざわざ確認するようなことをするかな。

もう忘れさせてもいいんじゃない。

テレビでは風化で忘れられるのが怖いとキャスターは口をそろえて言うけれども。

傷ついた人は少しずつでも忘れてほしい。 
そこには忘れさせてあげる優しさもあっていいんじゃないかと思う。

復興する私たちは、胸にしっかりと刻み込んで、被災された方に何ができるのか考えてほしい。

自分のできることは被災地の産物があったら買って食べることしか思いつかない。
そんな復興の手助けになってるのか、わからないけど、続けていきたい。

自分の奥さんは福島県の小名浜だし、親戚は北茨城で津波で被災している。夏に帰省したときに被災地に行ったときの衝撃は今でも忘れない。

できることをしていきたい。それだけだ。