【閲覧注意 暗い話です】闇

年末と年明けと調子が悪い。

どう悪いか話すのは難しい。

今日も朝から自分でもうダメじゃないかと思うぐらい調子が悪かった。

何とか会社に電話して、とりあえず午前中だけ、休みをもらった。
今日期限の納品とか何とか色々ある。
休んでる場合ではないことはわかっていても、起きて着替えて会社に行くことはできない。

横になってて気分が安定するのを待つしかない。でもそれがかえって情緒を不安定にするとは思ってもみなかった。

横になっていると調子が悪くても、少し眠っているのかもしれない。

少し眠って起きて時計を見て、時間は進んでも調子がよくならない。焦ってくる。また少し眠って起きて時計を見て焦るその繰り返し。

そのスパンは5分から15分くらい。その間夢をみる。

夢は田舎の実家。

家の中は薄暗い。

誰もいない。

その中に立ってる自分。

いたたまれなくなる。自分の普段誰にも話さない。この先も誰にも話さない。

トラウマの部分。

箱にしまい、誰にも見られないように頑丈にしまい込み、心の奥底に沈めている。

普段は自分でさえ忘れている部分。

夢は容赦なく箱をこじ開けて、中身を自分の前に突き出す。

目を閉じることは出来ない。逃げることもできない。

目を開けた。まわりをみる。東京の自分の家でベットのうえだ。

時計を見ても数分しか経ってない。

この感覚は耐え難い。

助かったと思うのか、自業自得なのか。

頭を抱えながら起き上がる、自分はここにいるのに気持ちというか、中身が身体に定着していない感覚。

気分は最悪だ。力なくまた横になる。

そしてまた夢を見る。

真っ暗な部屋。辛うじて見える手元。そんな中、紙を数えている。

数えていると、紙で手を切る。痛いという感覚で手をみると血が出てる。

痛みが増す。

目を開ける。またベットの上。手を見てももちろん切れてない。でもなんとなく痛みが残っている。

酷い状態だ。

それでも横になり、気分を安定させようとする。

寝たり起きたりを繰り返す。

もう時間がない。

着替えて出かける。使い物になるかはわからない。

そう感じながらも何とか今日という日を乗り切った。

嫌な気持ちは引きずらず、明日迎えたい。