自分の頭の中に浮かんでは消える言葉。言葉にしてみると形にならず何を言っているのかチンプンカンプンになることが多い。書いて目に見える状態にしても何かしっくりこないうえに、相手に伝わらないし心に響かないと思う事が多々ある。
この様な経験を自分はよくする。ブログを書いていて言葉にする事が多くその回数分、同じ経験をするのだ。
このままではいけないと常日頃思っていても実際どうすれば良いのかわからず悶々としていた。その時ある一冊の本に出会う。「言葉にできるは武器になる」という実にキャッチーな題目の本。
株式会社電通 コピーライター 梅田悟司さん(執筆当時)執筆の本です。電通といえば総合広告代理店のトップの会社。そのコピーライターの執筆本となればさぞ素晴らしいテクニックが書かれているだろうと思い購入したが、ここでも悪い癖。買ったら読んだつもりになって、そして積み本となって月日が5年経つ。
今回。読書熱が何十年ぶりに再熱して、引っ張り出して来て読み出した。

「言葉にできない」ことは、「考えていない」のと同じである。表紙に書かれている言葉が実に厳しい。
この本は。
1「内なる言葉」と向き合う
2 正しく考えを深める「思考サイクル」
3 プロが行う「言葉にするプロセス」
この3つの工程から言葉が生み出されるとしている。
1・2は何を書くのか。書く内容を深めるというプロセスで、正直今日明日ですぐに結果がでる内容ではなかった。しかしこのプロセスが非常に重要で、このプロセスがないと、書こうとしている内容がとても狭く薄っぺらくなってしまう。これはとても納得のいく内容だ。
3のプロセスは著者に言わせると、中学校で学ぶ国語のテクニックを使うもの。特に大学で文学を学ぶ必要はないと言われている様だ。
1は自分の中で浮かぶ言葉をどんどんアウトプットする。紙に書き出す。付箋に書く事が後の工程2をまとめやすくなる。
2は1で浮かんだ事をカテゴリーに分け、ならべたり順序を変えたり、自分の言葉を深める。
3は2でまとまった言葉を表現のテクニックを使って言葉にしてみる。
1・2・3の考え方とテクニックは何回も繰り返し行う事で自分にも少しずつできる様になると思う。
最後に誰に向けてのメッセージ(言葉なのか)を考えて言葉を洗練していく。
自分の理解は間違っているかも知れない。内なる言葉を生み出し深めて表現のテクニックを用いて誰に伝えたいのかを考える。
『言葉にできるは武器になる』
自分で生み出した内なるものを整理、深め、はっきりとした形にした言葉は、発すると誰かの気持ちにつながる。それは自分にとって大きな強みになる。
自分がこの本で学んだ事。それは自分の言葉をしっかりとした形にする。すぐにはできないが目標は示された。