YouTubeを見ているとチャンネル登録をしている。miiさんが自分の地元で走っている津軽鉄道のストーブ列車に乗って来たという動画をアップしていました。
正直。あんな北の外れにわざわざ来てくれた事に驚きましたが、同時に感謝もしています。
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ストーブ列車は客室に石炭ストーブが設置されている事から由来しています。
今の子は石炭見た事が無いんじゃないかな。自分も中学校の時に石炭ストーブを使っていてそれ以来見た事はありません。まだ石炭が掘っているのもありますが、まだ手に入るんですね。
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ストーブ列車と言えば、スルメをストーブで炙って食べるのが定番ですが、観光客の皆さん用ですね。地元の人は食べません。
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終点の津軽中里駅に到着です。なぜ中泊町なのに中里駅なのか。平成の市町村合併の際に、中里町と小泊村が合併して中泊町ができました。中里駅はその名残です。小泊村は平地の中里町と違い海岸に接しており漁業が盛んな所です。中泊町にふるさと納税をしてもらえると海産物が返礼品として来ます。興味のある方は各納税サイトをご覧ください。
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折り返しも乗車していただきました。
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自分が利用いていた時はすでにストーブ列車を観光資源として使っていたと思いますが、その時はストーブ列車に地吹雪ツアーとセットの観光客もいらしゃったと思います。地吹雪とは地面に積もった雪が強風に煽られて吹雪になる現象です。平地でホワイトアウトを体験できます。でもかなり寒いです。息もできないくらいの強風の時もあります。体験したい方はツアーでお楽しみください。地吹雪体験と検索すると出て来ます。
いまだに紙の切符ですがこれはこれでいい思い出になると思います。津軽五所川原から津軽中里まで、自分が子供の頃640円だった記憶があるのですが、やっぱり値段上がっていますよね。40年ぐらい前の話ですから。
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曇っていますが岩木山も見えますね。そもそも風景がモノクロの世界の様に黒と雪の白しかありません。そんな幻想的な体験ができます。
ここで岩木山で一つ話があるのですが、岩木山はどの方向から見ると綺麗な形なのかという論争があります。
津軽平野から見る。弘前市、黒石市から見る。青森市から見る。ここで意見が分かれます。出身だからというわけではありませんが、津軽平野から見た岩木山が一番綺麗な形をしていると今でも思っています。津軽富士と言われるぐらいですから津軽平野から見た方が綺麗です。
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ストーブはこんな感じです。外は寒いですがストーブの脇は暑すぎますので、乗車の際はお気をつけください。あと。地吹雪の時は列車内に雪が入って来て寒いので乗り降りするドアの近くの席は寒いです。この極端な温度差が不便ですけど面白い所です。
今回はmiiさんご乗車ありがとうございました。
miiさんはキャンプをメインにしてYouTubeで動画を配信しています。miiの休み時間のチャンネルでは今回の様に旅動画をアップしていますので、素敵だなと思った方はYouTubeをぜひチェックしてみてください。