敬老の日に思い返すこと

明日は敬老の日
爺ちゃん、婆ちゃんに感謝する日だ。
と言っても、自分の爺ちゃん、婆ちゃんはもう他界してこの世にはいない。

今まで敬老の日だからといって何かをしてあげたことはなかった。

家の爺ちゃんとの思い出で何となく思い出すのが、何ヶ月に一度散髪をする事がある。
もちろんハサミでチョキチョキするわけではない。
バリカンでかるのだった。
しかもバリカンは手動なので、ちゃんとやらないと髪を引っ張って痛い。

こんなレトロなバリカンで刈っていた。

爺ちゃんはそんな下手くそな、自分の散髪でも文句一つ言わず、刈り終わると頭をなでて、嬉しそうにしていた。
そしていつもお駄賃で100円くれるのだった。

自分が中学生のころまでは刈ってたような気がする。

婆ちゃんとの思いでは小学校の頃まで、まんが日本昔話を一緒に見てた。
TBS系列でやっていて、女性の声を市原悦子さんが声優、語り部をやっていた番組だ。

クイズダービーの前に放送していた。

時間になると婆ちゃんの所に行って、昔話始まるよ。て呼びに行くのが毎週のお決まりだった。

昔話は奥が深い。
話の内容で、時には人生の縮図を見てることもある。

決まり事として、悪いことをすると罰が当たり。良いことをすると必ず何らかのかたちで自分に帰ってくると言う話だ。
婆ちゃんは昔話の話を例にして、人として、してはいけないこと、しなければ行けないことをよく説いていた。

昔よく言われたことがあった。

働きにでたらまず、返事は大きくちゃんとしなさい。

言われたことは、いやな顔せず一生懸命やりなさい。

学問ではかなわないから、真面目を売りにしなさい。

これらを守れば仕事場で仕事をもらえて、使ってもらえるから。

これを出来ないなら、どこに行っても勤まらないよといっていた。

確かに基本中の基本だった。

新入社員の時は守っていたかも知れないけど、今は酷いものだ。
30年も前の話なのに、いまだに使える話だから、やっぱり長く生きてる人の教訓はためになると思う。

そんなことを思いだしながら、火曜日からネクタイを締め直してやっていきたいと思う。