YouTubeを見て思った事シリーズです。
昔、蒸気機関車の機関士をしていた祖父が蒸気機関車のシミュレーターを体験した話をまとめた動画を見ました。
大分お年を召した方で(でもしっかりされています。)、お孫さんが動画を撮影して投稿したようです。
さいたま市にある『鉄道博物館』蒸気機関車や新幹線の運転シミュレーターがあります。
シミュレーターの機関室の中は、何のレバーなのか。メーターなのか素人にはさっぱりわかりません。

お爺さんが蒸気機関車(以後SL)の運転席に座ります。
まず、驚いたのがシミュレーターの難易度を聞かれると「上級かな」係の人も驚いたようで、「中級で行きましょう」と勧められて。「じゃ。中級で。」ということになりました。
そして、おもむろにおじいさんは左肘を左側の窓に掛けていました。
様になってます。もう何十年も前の事なのに長年の癖というか、動作が染み付いているようです。
係の人が案内して運転が始まります。
しばらくいくと、汽笛がなります。どうやら踏切があったようで、そこも長年の運転で染みついた行動なんだろうなと思います。
走っていると、係の人もこの人はある意味。本物と思ったのでしょうか。
業界用語を混ぜながら説明していきます。
それだけ、おじいさんの運転は完璧だったのでしょうか。
シミュレーターも終点に着きます。
終点に着くと目の前にある。大きなレバーをくるくる回していました。
ブレーキの固定なのでしょうか。最後まで運転は完璧です。
もう。SLのシミュレーターは運転するのではなく、座って写真を撮るだけになっていると思いますが、たまには本物が現れるんですね。このお爺さんの様に。
素晴らしい、運転と動画でした。この運転の技術は少しずつ新しい技術の中に埋もれていくのですね。
残念でなりません。