認知症という再就職

 Twitterを見て思った事をブログにしました。

たっくんさん。たっつんさんかお名前をメモし忘れたのですが、素晴らしいツイートがあったので紹介したいと思います。(ご本人には了解を得てないので大変申し訳ありません。)

介護施設の施設長をしている投稿者さんは、利用者さんのある行動で悩まされていました。

認知症の進んだ女性の利用者さん。

夜中になると、ある行動をします。

ちょうど。0時になると自分の部屋を出て、車椅子を足で踏みながら進みます。そして各部屋のドアを開けては中を覗き込んでいます。全ての部屋を覗き込むとまた、自分の部屋に戻って眠るのです。

しかも、この行動は時間が決まっていて。0時、2時、4時、6時と2時間おきと規則性があります。

6時頃になると朝早く起床する利用者さんに、「入ってくるなと」怒鳴られる事も多々あったそうです。

施設長の投稿者さんは、職員さんにこの女性の前職を聞きました。そしてある事を思いつき行動に出ます。

これは若い女性の職員さんでなければ意味がないと言うことでした。

今日も0時になりました。女性の利用者さんは今日も各部屋を覗きに行動します。

その時、若い女性の職員さんも一緒に各部屋を回りました。そして最後の部屋を見終わると、職員さんは言いました。

「看護婦長あとは私が見ますので今日は休んでください。」

その言葉をかけると、その日は部屋から出てくる事がなく、ぐっすりと眠っている様です。

この事を一ヶ月も続けると利用者さんの女性は夜に各部屋を見回りする事は無くなりました。

そうです。利用者さんの女性は認知症ですが、今は看護師として働いていると思っているのです。

利用者さんは夜勤で各部屋の患者さんに異常がないか見回りをしていたのです。

そして、若い職員(利用者にとっては看護師の後輩)にまかせてほしいと言われて任せることにしたのです。

よく認知症の方が昔の事ばかり話をしてくるとよく聞きますが、本人にとっては過去が現在なのかもしれません。

実は、介護職員初任者(昔のホームヘルパー2級)と住環境コーディネーター3級を習得している瀞音さんは、老人ホームとデイサービスの職員側の経験が双方1日だけですが経験があります。

その時に職員さんから言われた事は、「見守り」と言う事。

本人の生活の基準。QOL(クオリティー・オブ・ライフ)を大切にする事。

今回のお話は本人の気持ちを傷つける事はなく、問題を解決した素晴らしいお話だと思います。

認知症の行動には意味がある。これを紐解くには本人の昔を知らないと可決はできない様です。

認知症の家族がいて、大変苦労されているご家族の方は何かの参考になればと思い。記事にしてみました。

実際はご家族の方は大変だと思います。他人からの無責任な記事で申し訳ありません。

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