僕がこの病院を選んだわけ

ここの心療内科に通い始めて6、7年は経つだろうか。
病院を探すのは結構大変だった。ここの病院に決まる前に、一件行っている。
1ヶ月半ぐらい待ってやっと初診を受けることが出来た。その病院は結構有名な病院で認知療法を用いるところだった。
そこで1時間ぐらい話して、先生からでた答えは、「あなたは病気ではない」という診断結果だった。
声が出なかった。まさにそうだった。
そこで出された薬が何かを1錠を4つに割った何の薬なのか分からない物だった。

ここは駄目だ。
自分はそう思って、別の病院を探すことにし
た。
ネットで探して、ここの病院にたどり着いた。電話をしてみると、感じのいいお姉さんが対応してくれた。
3週間ぐらい待って初診の日がやってきた。
病院に入ると広い待合室で雰囲気も優しい感じだった。
受付にをすませると座って待ってた。
その時の受付のお姉さんがとても可愛かったのを憶えている。
他に人はほとんど居なかった。
初診は午後で、午後は完全予約制なので人がいないという。
まずはカウンセリングで今までの人生や、心と体の状態を聴いてきた。
カウンセリングが終わるといよいよ先生の問診になる。
最近の状況など、前の病院と同じ事を説明した。説明が終わり先生は、何かをアドバイスしてくれて、併せて前の病院で薬がそれだけしか出ないことに驚いていた。
暫く話してから、では薬での治療を始めますというと、薬の説明を話し始めた。今度はそれなりの量が処方された。

最初の内は薬に抵抗があった。飲んだらどうなるのか心配した。
でも、奥さんのことで少しは知識があったのでそれほど抵抗無く飲め、幸いにも副作用も出てこなかった。
その日から山あり、谷ありの治療が始まった。
薬は自分の調子にあわせて、どんどん増えていった。自立支援を使っても4000円近く飲んでいた。自立支援がなかったら月12000円も払うことになる、すぐに薬代が払えなくなる。
この制度で税金を使わせてもらっていることに大変感謝している。
ちなみに自分が通っている先生は少し有名人のようで健康診断で心療内科に通っていて病院名をいうとあー。○○先生のとこね。
結構その時、驚いた。
後、ネットで羊のマークの心療内科とググればその先生のインタビュー記事がみれる。
ちょっとへーと思える。

診療内科は、カウンセリングはない。
ちょっとしたアドバイスと薬の調整で治療していく。

自分の場合、恐怖と不安が強かったので、薬で時間はかかったけど、改善している。
心療内科の先生に求めることは。
薬の知識と使うときのタイミングと決断。副作用への適切な処置だと思う。

あとはちょっとの言葉のフォローだと思う。

やはり精神科の病院は他の病院と違って敷居が高いかも知れない。偏見も多いことだろう。実際眠れない人がいて、内科の病院に行って、精神科の薬を出されると、あからさまに嫌がってた。私そんな薬は飲みたくありません。
周りもそんなものなのかな。

辛い人が居たら診療内科の偏見を無くして、行きやすい環境にしてあげたい。
なんでもっと早く来なかったんだろう多分思うだろうから。

後何年かかるのか、それとも一生治らないかも知れない。
でも不安はない先生がいるからだ。