今日のお昼頃。会社のメールをチェックしていると、九州の事務所長からメールが飛んできていました。
内容は台風10号の接近により危険と判断し、事務所を午前中は閉鎖。従業員は社員(男性)は出社し、女性従業員は休みとすると言う内容でした。
メールの内容の言い方から推測すると、社長の決済はとっていない感じです。
所長の独自の判断で閉鎖を決めた様です。
台風は月曜日の早朝に最も接近する予想で、朝まで待っていては対応が遅くなるのは誰にでも予想がつきます。
メールでの連絡を詫びていましたが、問題ないと個人的には思います。
台風と言えば自分にも苦い思い出があります。
作業員数名と自分が責任者で客先の事務所で作業する仕事がありました。
その時、関東に台風が直撃したのです。朝はそれほど雨脚は強くありませんでしたが、お昼頃から強さが増してきました。
自分は30分おきに表に様子を見に行き状況を確認していました。その時から早めに切り上げ作業者を帰させようか悩んでしました。
いよいよ15時頃に自身で判断して会社に連絡を入れましたが、管理職は不在。上の社員に聞くと問題ないとの事で帰らせることにしました。
しかし、その旨をお客さんに伝えると。「作業時間の短縮は契約違反であり問題である」と言われてしまいました。
契約違反で問題にすると言われると自分は躊躇してしまったのです。
また、悩みます。30分外で雨風を見ながら悩み判断しました。
自分の責任で帰らせよう。その当時責任を取れるほどの人間ではありませんが、そう思って決断しました。
もう一度、その旨をお客さんに伝えると渋々許可をもらえました。
作業しているところに戻り、作業員に伝え帰したのです。
みんな帰ると自分も帰ります。
帰り道。数分で傘は壊れ全身ビショビショです。その時また後悔していました。
危険な時に帰らせてしまったのではないかと。
そして、電車も止まり家に帰る術はなくなり自身ホテルに泊まる事にしたのです。
その頃には雨風も嘘の様に収まり何事もなかった様な天気になっていました。
次の日、また事務所に出社してきたみんなに、無事に変えれたのか確認しました。
やはり電車が止まり、30分で帰れるところを2時間半かかった人もいました。
幸い、怪我等をした人はいませんでしたが、その時の後悔は今でも忘れません。
自分かもっと早く決断していれば、作業員は2時間半もかけずに家に帰れたし、身の危険に晒される事はなかったと。
台風のニュースを見ると思い出します。
もうその様な機会に遭遇する事はないと思いますが、もしあった場合は何が大事なのか判断して決断しようと心に決めています。
皆さんも今回の台風10号に警戒を強め、自身及びまわりの人たちの安全を守る行動をとってください。