平和への思い 孫知らず

8月になり、平和への祈りの季節となりました。

その一方、靖国神社参拝がニュースになる時でもあります。
A級戦犯の人達が合祀さられたことから話は続いています。
自分はどうしても納得行かない事がありました。
名誉回復したからと言って、今までの罪は消えるのでしょうか。4千万人の国民の署名、国会の決議されれば罪は消えるのでしょうか。
昭和天皇は合祀されてから、参拝は行かれていません。
昭和天皇の思いは富田メモからもわかります。宮司の息子に対して不愉快を隠さず、また参拝されなくなったことを御自身の心としています。
この中で自分は初めて知ったのですが、
A級戦犯の”A級”とは、罪の種別が「平和に対する罪」であることを表しており、犯罪のランクや罪の重さを示すものではない。
とあります。
でも、平和への罪はまさにA級、重い罪と思えて仕方ありません。

A級戦犯になりながら、総理大臣までなった人物がいます。
また、ノーベル平和賞の候補にもなっています。
安倍晋三総理大臣の祖父に当たる、岸信介です。
東条英機内閣、倒閣の立役者などの理由から戦犯から一転無罪放免になっています。
ノーベル平和賞などから考えでもって、平和を望んでいたかもと、思えるかもしれません。
でも、孫の安倍晋三総理は憲法の解釈を変え、武器を輸出しています。
軍事国家に傾き始めています。
武器は人の命を奪うものです。
いつかきっとその代償を国民が受ける日がくるでしょう。

そこで先ほどの富田メモに戻ります。
合祀してしまった、息子の宮司に対し、
親心子知らずだなと昭和天皇はおっしゃられたそうです

まさに祖父の心、孫知らずです。