DNSサーバーは元の設定に戻してください

 こんな夜中に一体自分は何をしているのだろうと。正直思います。

でも、何かのきっかけになってほしいと思って書いています。

昨日の千葉県を震源とする地震ののち、その地震が影響なのかインターネットが繋がらない事案が発生しました。

今回のブログはその通信障害の話ではなく、その同じ時間にツイッターにあるツイートが散見されたことを心配して今回のブログを書いています。

書かれていたツイッターの内容は、ソフトバンクのWiFiがつながらない場合、以下を設定すると繋がる様になります。

DNSサーバーの設定を固定にして、『1.1.1.1』もしくは『8.8.8.8』に変更するといいよ。

と言う内容。実際変更してネットワークが繋がる様になり、結果瞬く間にリツイートされて拡散されていきました。

ここで言いたい事は2点。

1.なぜDNSサーバーを変更するとネットワークが繋がる様になるのか

2.手動で変更した、『1.1.1.1』もしくは『8.8.8.8』のDNSサーバーはセキュリティー的に問題ないのか

という内容です。

1については技術的な話なので割愛しますが、一番重要なのは、2のセキュリティー的に問題ないかと言うことです。

結果から言うと。セキュリティー的に問題があります。(大袈裟に言ってですが)

DNSサーバー変更のツイートに反して、危険と警鐘するツイートもありました。

みんな、変更した先のDNSサーバーはどこに接続しているか分かっているのかな。

そもそもDNSサーバーて何かわかっているのかな。セキュリティー的に問題(リスク)あるの分かっているのかな。と言う内容です。

この内容でも結局は技術的な話になっていくので、詳細は検索してもらうと参考になるwebページがたくさんあります。

失礼な話。なぜDNSサーバーを変更するとネットワークが繋がる様になるのかを正確に理解できていない人がwebページを見ても中々理解し辛いと思いますが、ざっくり言うと皆さんはフリーWiFiのセキュリティーが低いと理解されている方も多いと思います。

もちろん、技術的に同じ物ではありませんが、強調したいことは、

『見ず知らずの不特定多数の人が利用しているDNSサーバー』であると言うこと。

利用している人が全て悪いユーザーではありませんが、中には悪意のあるユーザーがいることは確かです。

その悪意のあるユーザーによって、そのDNSサーバーを経由しているユーザーに何らかの弊害をもたらすことは十分に考えられるのです。

もし、ツイッターの書き込みをみてDNSサーバーを手動に変更した場合は、すぐに変更を戻してください。手動設定から自動取得にしてください。

それがあなた自身をトラブルから身を守るための最善の方法です。

ネットワークがつながらないのは辛く、あなたの責任ではありませんが、もしDNSサーバーを変更したことにより、自身及び周囲に何らかのトラブルが起きた場合。

それは確実にあなたの責任になります。

重要なのでもう一回書きます。

『DNSサーバーの設定をもとに戻してください。』

現場からは以上です。

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