ぼくの夏休み その1 クワガタ

夏休みに入ってまずすることは、宿題を片づけることだ。
サザエさんのカツオみたいに、最終日に手伝ってやるみたいな事はまずない。
その方が思いっきり遊べる。ファミコンなる、テレビゲームが手にはいるまでは、結構健全な休みをしていたと思う。

クワガタやカブト虫を収集するのは、夏休みの醍醐味だった。
朝、ラジオ体操が終わると急いで、自転車で神社に行った。木が生い茂ってる所はそんなところしかない。
着いてすぐに木の上をくまなく見る。
運が良ければクワガタやカブト虫がくっついてる?事がある。
毎日来ても、そう簡単にはいない。
居たとしても、結構上だったりする。
そんな時は、容赦なく木を蹴っていた。
今思えばかなり罰当たりなことをしていた。
御神木ではないけど、木は決して蹴っては駄目。

良い子は真似しちゃ駄目だよ。
あとは長い枝を持ってきて、つついたりしていた。
なんとか採取できると水槽に入れておく。
そんな観賞する訳じゃないけどそうしていた。
餌はキュウリと白砂糖を溶かした水。
大人になってから、知ったんだけど、きゅうりとかスイカは水分が多いので、クワガタなどはお腹を壊して、早死にしやすいそうで、だから今デパートとかだと、ゼリーの餌が売っているらしい。

大分前からクワガタやカブト虫は、デパートで買うものだからなー。
採取する醍醐味はもう過去のことなんだよね。
その前に子供はクワガタやカブト虫に興味をないんだろう。

大人になって夏休みの思い出なに?て聞かれたらなんて答えるのだろう。

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