海の日

生憎の梅雨空ですが、海の日です。
海に感謝する日ですが、今住んでいるところでは、海が近くにないためか、なかなかそういう気分にはなれない。

生まれ育ったところも、平野で海がない市町村だった。
それでも夏休みになると、住んでいるところの集落(ど田舎なのでこの表現になる)では子供達を集めて、海に遊びに行った。
日本海なので、水温が低かったことを覚えている。
自分は泳げない。
小さい頃川でおぼれてから、水に顔をつけるのが好きではない。

今だって顔を洗ったり、シャワーを浴びる時とも、顔にかからない様にするぐらいの、重傷ぶりだ。
だからその時も、泳ぐと言うより浮いていたという表現の方が正しい。
戦隊ものの浮き輪をつけて足が届く範囲までしか、沖には行かなかった。
ちょっとでも深くなると不安になって、すぐに砂浜に帰ってきた。
こんな感じだけと、海は大好きだ。
海を見るだけでテンションが上がる。
うっみーーーーーーーーーー。
て叫びたい感じ。
でもあの日から海への感じ方も少し変わってしまった。
津波は平穏な生活と、思い出までものみこんでしまった。

そんな恐ろしい海でもあるけど、穏やかな波の音、よせてはかえす波を見ているだけで癒される。
そんな海の日だ。