4月1日。
新社会人にとって、初出勤の日。
25年前、青森から上京して、自動改札に切符の入れかたもわからなかった田舎者です。
高卒のおじさんも何とか、大都会東京でやっています。
上京したての時は、まず電車で疲れました。
通勤なんてしたことがなかったので、仕事の前にぐったりです。
会社について研修が始まりますが、お世辞でも標準語になっていない、津軽弁のイントネーション。
田舎者丸出しです。
最初、社長から言われたのは、「今は田舎の方がいいと思うけど、東京の水に慣れてしまうと、田舎なんて見向きもしなくなる。」
まさにその通りでした。
田舎の良さなんて分からなくなってしまうものです。
途中何かとピンチがありましたが、同じ会社に25年勤めることができました。
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それは、自分の力ではなく、周りの先輩や上司のおかげです。
そして、何よりも年下の従業員からもたくさん学び、成長させてもらいました。
嫌な上司もいましたが、その人が何でそんなことを言っていたのか、今となっては、ほんの少しですが、わかるような気がします。
上司は選べません。
これは仕方のないことです。
後ろから、そのハゲヅラにバットで何回も殴ろうと思ったことか。でも殴ってはいません。
まだ、研修中とは思いますが、まずは声を出しての挨拶。
ここしばらくは、声を出して挨拶するだけでOKです。
そして、その間に周りをよく見て、先輩は何をしているのかよく観察してください。
昔は、仕事は目で盗めまではありませんが、観察力と洞察力を磨いてください。
人を見る力は大切です。しょうもない人に気を使うことはありません。
疲れるだけです。
そして、相手のこだわりを見つけて、話題にしてください。
これで、顔、名前はバッチリ覚えてもらえます。
初心は忘れます。必ず忘れます。
もう一回言います。忘れます。
だから、今日という日のあった出来事。
今日感じた事。は定年退職の日まで忘れないでください。
それは、神のお告げ。令なのです。