おまえ。忘れていただろ。

ここ2、3日、ちょっとブログのアクセス数が増えました。

と言っても、一桁から二桁になっただけです。

そんな、気分を良くした自分が、みんな何のブログ見てるのかなと、情報を見てみると。

衝撃に襲われました。

題名は、山田理、元アナウンサーというもの。

東日本大震災の時、岩手朝日テレビのアナウンサーでした。

当日、地震発生後、津波が押し寄せてきました。

モニターでも確認できるぐらいまで来ています。

山田元アナウンサーは、早く伝えたい。

でも、放送はキー局のテレビ朝日にありました。

その時、山田元アナウンサーは机を叩き、なぜ今伝えないんですか!。

声を張り上げていました。

そのことを書いたブログが、圧倒的に閲覧数が多かったのです。

おまえ。忘れていただろ。

そういわれた気がしました。

そこでYouTubeで当時のウェザーニューズの映像を見直すことにしました。

やはり今見ても、かなりきついです。

その当時、大きな揺れの中、伝えていた。

気象予報士の宇野沢さん。

しつこいけど、もう一回言います。

気象予報士です。

アナウンサーではありません。

でも、そのときの的確な情報を伝え、自分の判断から最善を伝えていました。

机にしがみつき、時には、数十メートルの津波到着予想に絶句しながら。

気象予報士だけにそれがどんな意味を持つのか。わかっていたと思います。

ちなみに、地震当時、宇野沢さんの前にある情報が表示されるモニターは、倒れ壊れていました。

紙原稿での情報提供。

タイムラグがあるのに、NHKより的確で、伝えるスピードは変わらなかったようです。

それに比べ、民放はひどいものでした。

現在、宇野沢さんはウェザーニューズで、減災プロジェクトリーダーとして、奮闘されています。熊本地震の時も、的確に多くの情報を提供していました。

北海道の地震も、西日本の豪雨も今年だったことを。

おまえ。忘れていただろ。

そんな気がしてなりませんでした。

ブログの閲覧数から、

そんな事を言われた気がします。

平成は災害の多い時代だったと思います。

阪神淡路大震災から始まり、西日本豪雨を代表するように、災害の雨。東日本大震災そして多くの大きな震災。

燃え行く街をただ見守るだけしかできず、掘り出された家族に、そっと手を添えるしかできず、津波にのみこまれ、大切なもの人を失ってしまったこの平成という時代。

そんな平成の最後の年末も終わろうとしています。

来年からは災害が少なくなることを願うばかりです。