なんでも願いを叶える券

お父さんの日、お母さんの日に。

まだ、幼くて小遣いがない幼稚園生は何を贈るのか、とても悩むことがあると思います。

そんな時、よく贈られるのが、肩たたき券。お使いに行く券。そして、なんでも願いを叶える券。

そんな券をもらった、お父さんとお母さんどうするんでしょうね。

ある少女が、13階のベランダの手すりに手をかけて、飛び降りようとしている。

理由はわからない。学業がうまくいかないのか、失恋なのか、そして。いじめなのか。

家では見せない、学校での悩みかもしれない。

若者、特に中高生の死因の第一位は自殺。

どんなに豊かと言われ、不自由なことが少ないと思われている、日本の現実。

どんなに家族に愛されたとしても、死を選ぶ子は多い。

少女は縁に足掛け今にでも飛び降りそうだった。

そこに偶然、母親が遭遇した。

母親は状況察して、

財布からある紙を出した。

ボロボロで字も読めない。

それを母親は娘に見せて言った。

「生きてほしい……。」

娘さんは、その券を見てその場に泣き崩れてしまいました。

母親は娘のところに行くと、抱きしめて一緒に泣いていました。

母親が娘さんに見せたその紙は、娘さんが幼稚園の時に、母親にあげた。

なんでも願いを叶える券でした。

その後娘さんは、死にたいと思ったことはないと言います。

この話は、ネットで見かけたお話です。

死ぬなとは無責任なことは言えませんが、

もう一度考え直してください。

すぐ近くにあなたを大切に思っているひとは、必ずいます。