あなたは音楽を聴いて涙を流したことがありますか?
テレビの音楽番組、CD、もしくはCDから変換して、スマートフォンで聴いているかもしれませんね。
自分は涙を流すことは、ありませんが、昔レコードで森口博子のエターナルウインドを姉のコンポをかりて聴いたとき、かなりの衝撃を受けたのを憶えています。
音と言っても安いコンポでしかもレコードだったのになぜでしょう。

CDが当たり前の世の中、レコードなんてお話にはならないと思うのになぜでしょう。
CDよりいい音は無いと思ってました。ほんの一ヶ月前までは。
ハイレゾという意味を知るまでは。
CDの音源はいい音、自分はそう思ってました。デジタルデータの音それは完全なる物だと、疑いもしませんでした。
CDはデータ量としては、大体750メガぐらいです。
DVDで4700メガ、Blu-rayでは規格が色々ありますが、大体50000メガとします。
それを考えると、CDの容量は決して多い部類には入らなくなってきました。
そのためCDに音楽データを入れるのはかなりの制限がかかってきます。
CDの容量はベートーベンの第九が入る分を基準にしたと言われています。
でも生の音をそのままデジタルで突っ込むと実は全然容量が足らなくて入らないのです。
では、どうやって入っているのか。からくりはこうです。
生の音を10という容量で数字で表します。
低い音を1、高い音を10とします。音は10段階、10個の音と考えてもらえるといいと思います。
一番低い音1と一番高い音10は人間の耳では音として認識できません。
そこでCDは1,2,3と8,9,10の音をバッサリ切り落としています。
人の耳で聞こえる残りの4つの音をCDに入れているのです。だから、CDに音楽データが収まるのです。
そのほかに技術的な事があるのは、ここでは割愛します。
でもその弊害で切り落とされた音には、迫力だったり、余韻だったり、耳には聞こえない音があるのです。
よくライブ、コンサート、リサイタルにいくと、とても感動したりします。
でも、CDで聴くと何だか冷めた感じの音に聞こえた経験はないでしょうか。
そうです。
ライブで感動した迫力だったり、余韻は、バッサリ切り落とされ最初から入ってないのです。
冷めた感じなのは当たり前なのかもしれません。
自分の中では、CD完璧神話はそれこそ音もなく無くなっていきました。
実はレコードはアナログの音を溝に書き出します。勿論耳に聞こえない音もそのままです。だから、レコードを聴いて感動したのかもしれません。
では感動する音は、生音を聴くしかないのでしょうか。
確かに生音は最高です。かないません。
でも、聴きたくなったからといって、毎日ライブやコンサートはやっていません。無理です。
そこで出てくるのが、ハイレゾ音源です。
CDではばっさり切られていた部分を、そのままで聴くことが出来ます。でも、データ量は大きいです。3曲ぐらいでCDが一杯になってしまいます。
でも今は、大容量メディアの時代。スマートフォンだって、かなりの容量がはいります。少しぐらい大きくても、大丈夫。
気軽にハイレゾ音源を持ち歩けます。
今回はかなりざっくりした話で、正しくないこともあるとは思いますが、へーぐらいで見てもらえると、うれしいです。
次は、ハイレゾを聴くための奮闘記です。