恐ろしさ

今、話題になっている。

ぐっさんの話。

別にここで、ぐっさんが悪いとか、高校生が悪いとかそんな話をするつもりはありません。

アルコール依存症の話です。

別に自分は医者でもないし、精神科医でもないので、専門的なことは話せません。

だから体験談ということになります。

自分の父親は恐らくアルコール依存症だったと思います。

なぜ恐らくなのか、それはそれを判断する病院に行ったこともないし、診断されることもなかったからです。

でも、朝からアルコールを飲み、昼頃起きてきて、またアルコールを飲むの毎日の繰り返しでした。

昔は働き者だし、誰にも優しく接する父親でしたが、アルコールに溺れるようになってから人がわかったように、怒鳴り散らしていて手がつけられない感じでした。

でもアルコールを飲まないと普通の父親です。

なぜアルコールに溺れるようになったかというと、仕事で怪我をして、体が思うように動かず、痛みにも耐えていました。

それを紛らわせるために、アルコールを多く飲むようになったのです。

それからは下り坂のように、アルコールに溺れていきました。

上京ししばらくしてから、母親から電話があり父親と離婚したという話でした。

アルコールで酔った父親に耐えきれず、離婚することになったのです。

その前に帰省したときに、父親に泣いてたのみました。

アルコールを飲むのをやめてほしいと。

でも父親はその場ではやめると言ってましたが、結果なにも変わりませんでした。

母親と離婚してから半年ぐらいして、母親から電話があって伝えられた内容が、

父親が亡くなったと。

父親が離婚する前から、アルコールを飲んでいたとき、意識を失ったり、心臓が止まったことも何度もあり救急車で搬送されることもありました。

離婚したあとは自分も父親に電話をして、アルコールを飲んでいないかきいたり、世間話をしたりしていました。

でもそれは何の意味もありませんでした。

離婚後、体も心もボロボロになりそれでも、アルコールがやめられずそして、死んでいったのです。

その代償は自分の命でした。

ぐっさんは確かに、今どん底です。

でも、引き返せます。

それにはまわりのケアが必要です。

アルコール依存症は自分では認めないという、特徴があります。

だから対応が遅れ、手遅れになるのです。

アルコール依存症から這い上がるには大変なリハビリが必要だと思います。

だから、ぐっさんには今、批判ではなく手を差しのべるべきです。

自己嫌悪に陥り、また酒に浸る毎日。

どこかで悪循環をたちきらなくては、そこに待っているのは、最悪や事態です。

自分は父親を見殺しにしました。

それは自分が一生背負っていかなければいけない、罰なのです。

だからぐっさんにみんな手をさしのべてほしいのです。

自分は一人ではない。みんなに助けてもらえると。

それでもリハビリは大変だと思います。

最後にアルコールはタバコのように害だと、認知が少ないような気がします。

でもそこには大変な落とし穴があり、一度落ちると、最悪死んでしまいます。

もう一度言います。

ぐっさんを助けてあげてください。

冷たい言葉ではなく、温かい言葉です。

おかした罪は決して許されることはありません。

アルコール依存症ではないかと、考えられている、ぐっさんを見ているととても辛いです。

このブログを見て少しでもアルコールの恐ろしさをわかってもらいたいです。