障害者? 障がい者? 障碍者?

仕事でポスターを印刷する事があったのだけれども、その中で目に留まった文字がある。

障がい者という文字。

自分も広いくくりの中では、精神の障がい者となる。

障がい者という文字は、10年以上前に講習した、介護職員初任者、(名前が変わる前はホームヘルパー2級と言ってた。)のときに、介護するものなら障害者は障がい者と使うべきと習った文字だった。

その時は、これからは世の中は、障がい者という文字が浸透していくのだと思っていた。
確かに人に対して害と表現するのは、誤解を招きかねない。
自分的には障がい者の表現は適切だとおもっている。

そもそもは妨げること、病気を持っているという意味で障害と表現していると思われる。

なぜ障害者、もしくは障碍者を障がい者と変えて表現するだろうか。

ある団体のウェブページには以下の説明がありました。

今日、ノーマライゼーション(住み慣れた地域で障がいのある方もない方も、社会の中で共に生活ができる社会のあり方)の社会を目指していくうえでの課題の1つに、「障がい者」に対する差別や偏見をなくしていこうとする、「心のバリアフリー」が挙げられます。

そう、心のバリアフリーからの経緯からまたは、害虫、災害など悪いイメージ、害はさまたげになるなどやはりいいイメージがないことから、それらに関わる機関などが障がい者と平仮名にして表現しているのです。

ただ、国の機関、法律はまだ障害者という文字を使っています。
なかなか、変えることが大変な法律なので仕方がないのですが、いまいち遅れてる印象を受けます。

あと、人によっては障がい者の表現を健常者のエゴ、その他の理由で快く思っていない人もいることは事実です。

文字の表現がかわったから何なの?というのもあります。

障がい者の人との距離感はやはりなかなか埋まりません。

福祉には関わりは無いから関係ない。
と言ってしまえばそれだけですが、今からでも出来る、心のバリアフリー、偏見を少しでもなくすために、障がい者と言う文字はスタート地点なのかもしれない。