ガスを売らないガス屋

朝ごはんを食べている時、あるCMを見ていました。

それは東京ガスのCMです。今までもいくつかありどれも心温かいちょっと涙したりそんなストーリーです。

今回は『母の推し活』編で、

シングルマザーの母は、娘を育てるためにタクシーの運転手をしていました。

一生懸命に働いていた為、何に没頭する事がなかったのですがお昼休みに見たKポップアイドルに恋をします。

ここで一回ガスの炎が画面に映ります。まさにお母さんの心に推し活の炎がつきます。

まずは娘さんに彼らがいかに凄いのか話しますが相手にされません。

その時、美容院のスタイリストさんと話をしたら同じ箱推しだったのです。そして友達も増えてお母さんの中で何か覚醒します。

韓国をコンセプトにした喫茶店に行き、ハングル語の学校にも行きます。韓国のお客さんがタクシーに乗れば、ハングル語で話せるほどの知識を身につけました。

殺風景だった寝室もアイドルのポスターでいっぱいになり。娘さんが「マジか」と言うほどです。

小さな一歩を踏み出して韓国行きを決意し、アイドルのコンサートチケットもゲットする事ができました。全てが順調でした。楽しすぎたのでした。そして幸せすぎたのでした。

ある時、咳をしたお客さんをタクシーに乗せます。本人も心配で少し嫌そうでした。

そして、朝会社で出発する時の検温に引っ掛かります。コロナに罹患したのです。

コンサートはおろか韓国にも行けなくなってしまった母親は。

「もう。お終いだ。」寝込みそう呟くのです。

「何言ってるの。お母さんの推し活は始まったばかりじゃない。」娘さんは怒る様に話しかけます。

ここでまた、ガスの炎が映し出されます。

再起の炎です。

サムゲタンを娘さんが作ってくれて、お母さんはそれを食べて再起します。

【あなたらしい明日を支えたい】 東京ガス。

ガスのCMなのにガスは2回、時間にしてわずかに2秒。

東京ガスはガスを売るのではなく。あなたの生活にどれだけ支えられるかを今回のCMのコンセプトにしています。ガスを売るのではなく経験を売るのです。

他にもいくつもCMはあり、YouTubeで見る事ができます。

あるYouTubeで東京ガスのCMを見た海外の人の反応を動画にしていました。

どの動画も涙を流して見ていました。家族の絆。それは海外の人にも感動させたのでした。

気になる人は見てはいかがでしょうか。

絶対泣くので、人前では見ない事を強くおすすめます。

自分はちょっと疲れて、少し泣きたい時はこのCMで涙して心温まっています。