あなたはなぜ自分のことは二の次なの

あるサイトのコピペ。

こんなの作り話だよ。

べつにこんなの何とも思わない。

そうかもしれない。

でも。3つのお話を読み終わったあと。

読む前と何か変わってるかもしれない。

1話。

幼い頃に父が亡くなり、母は再婚もせずに俺を育ててくれた。学もなく、技術もなかった 母は、個人商店の手伝いみたいな仕事で生計を立てていた。それでも当時住んでいた 土地は、まだ人情が残っていたので、何とか母子二人で質素に暮らしていけた。 

娯楽をする余裕なんてなく、日曜日は母の手作りの弁当を持って、近所の河原とかに 
遊びに行っていた。給料をもらった次の日曜日には、クリームパンとコーラを買ってくれた。 

ある日、母が勤め先からプロ野球のチケットを2枚もらってきた。俺は生まれて初めての プロ野球観戦に興奮し、母はいつもより少しだけ豪華な弁当を作ってくれた。 

野球場に着き、チケットを見せて入ろうとすると、係員に止められた。母がもらったのは 招待券ではなく優待券だった。チケット売り場で一人1000円ずつ払ってチケットを買わ なければいけないと言われ、帰りの電車賃くらいしか持っていなかった俺たちは、外の ベンチで弁当を食べて帰った。電車の中で無言の母に「楽しかったよ」と言ったら、 
母は「母ちゃん、バカでごめんね」と言って涙を少しこぼした。 

俺は母につらい思いをさせた貧乏と無学がとことん嫌になって、一生懸命に勉強した。 
新聞奨学生として大学まで進み、いっぱしの社会人になった。結婚もして、母に孫を見せてやることもできた。 
そんな母が去年の暮れに亡くなった。死ぬ前に一度だけ目を覚まし、思い出したように 
「野球、ごめんね」と言った。俺は「楽しかったよ」と言おうとしたが、最後まで声にならなかった。 

2話

腹違いの兄貴が居る。 
俺小学5年、兄貴大学生の時に子連れ同士の再婚。 
一回り近く年が離れていたせいか、何だか打ち解けられないまま。 

大学入試の時、入学金の事親に言えないでいたら、兄貴が知らない内に払っていた。 
俺「気を遣わないでよ。いざとなれば働けば…」 
兄貴「馬鹿野郎。俺はお前の兄ちゃんだ。」後でちょっと泣いた。 

姪っ子が大怪我した時、限界まで輸血した。 
兄貴「もういい止めろ。死んでしまう」 
俺「うるさい。俺は○子の叔父さんだ」義姉共々泣かした。 
お返しだ。ザマミロ。 

姪っ子の結婚式の時、 
「私にはお父さんとお母さんと、叔父さんの血が流れています」 
って言われて図らずも号泣。兄貴夫婦以上に号泣。大恥かいた。

3話

子供を喜ばせるのは難しい。何をしても不満そうな顔をする。 
それに比べて、親を喜ばせることは何と簡単なことだろうか。
 

でも。

それほど簡単なことを私はしてこなかった。 

ひとは心のバランス崩れズタズタの時、回復には涙を流すことが大切らしい。

毎日歯を食いしばって生き、弱音を吐くことを許されないひと。

涙を流すことは負けたことにはならない。

明日への意欲を回復するため。

涙を流したいとき見てください。

心が少し軽くなるかもしれません。