チャレンジする機会を与えること

世の中では働きたい意志があっても、働く機会さへ与えてもらえない人たちがいます。

障がい者の人たちです。

知的、身体的、精神的、人よりビハインドを持つ人たちがそうです。

今では少し良くなってきてはいますが、会社は障がい者のひとにまだまだ優しくはありません。

障がい者雇用も、会社規模の何割かは雇わなければいけないのですが、本当の大手だったり、イメージアップの為の雇用だったり、絵に描いたような雇用が現実です。

話は少し変わり、障がい者の人たちは作業所と呼ばれる職業訓練所で来るべき就労の時を思い浮かべて日々訓練をしています。

奥さんも作業所でお世話になったこともあり、自分も何度か作業所に家族会でお邪魔することもありました。

家族会では主に親御さんの思いを聞くこともあり、その話の内容に感動したり、苦しい気持ちを知ることもあります。

その話の中で、やはり息子さんだったりお嬢さんが、一生懸命働いていることを知ると親御さんはとても嬉しそうにすることを覚えています。

あの子が働くことができるなんて、正直諦めている親御さんだっています。

それだけハードルは高いのです。

奥さんが働いている会社では、近くの作業所から会社内で販売を行える機会をもうけています。

主にパンだったり、クッキーだったりします。

実際自分もそのクッキーを食べたことがあるのですが、バターの風味を生かした、とても美味しいものです。

奥さんも作業所からの販売がくると利用するようです。

売れ残して帰すのはよくないと言います。

幸い、奥さんの会社では作業所からの販売を利用する人は多く、何とか完売しているようです。

いらっしゃいませと、商品の説明、ありがとうございました。
を言うのにその人の症状により大変な場合があります。

たどたどしくても、一生懸命働いている姿は、素直に心うたれます。

自分は病気をオープンで働ける環境にいるため、大分恵まれています。

でも世の中には、悔しい思いをしながら作業所に通っていたり、通えない人がいることを忘れてはいけないと思うのです。

そういう作業所があることさえ知らない、世の中の現実です。