父親の思い

あるニュースサイトに娘を飲みに連れ回す、お父さんの記事がありました。

とても上機嫌なお父さん、お寿司や居酒屋、スナックと連れまわし。
最初は記憶のある娘さんも、5、6軒行くと記憶がなくなり、父親におぶさり帰ってきてそのまま朝まで眠ってました。

次の朝起きると、父親はもう出かけており、母親からチラシの裏に書いた父親からの手紙を渡されるのです。

手紙の内容は、昨日呑んだ酒の量覚えているか?
ビール2本に酎ハイ10杯だぞ。
それがおまえの酒の呑める限界だ。
それ以上は呑むな。
それだけ呑む前に帰ってこい。
世の中良い奴ばかりじゃない。酔いつぶさせて連れて帰ろうとする奴もいるからな。

お父さんは普段から、娘さんのことを心配していましたが、ただ、遊びに歩くなと言っても、反発する事がわかっていたので、どう伝えるべきか悩んでいたそうです。

そして今回の飲みに連れ回すことによって、そのことを伝えたかったのでした。

娘さんはお酒で失敗することは、ほとんどなかったそうです。

話は代わり、奥さんのお父さんの話。

中々の破天荒なお父さん。

サングラスをかけると西部警察の大門みたいに結構強面です。

そのお父さん、高校生の奥さんに、酒、タバコは呑みたかったら呑め。吸いたかったら吸えという。別に怒らないから。そんな事を話していたそうです。

大体の事はいいと言っていたお父さんも、一つだけしないでくれと頼んだことがあるそうです。

それはピアスはしないで欲しいと言うことでした。

真意はきいていませんが、奥さんが思うには、きっと自分の体を簡単に傷つけることはしないで欲しいということではないかと思っているそうです。

中々、天の邪鬼な性格の奥さんですが、高校生時代から呑む、吸うこともなく、そして、今になってもピアスは開けていません。まぁ成人したらお酒は呑み始めましたが。

きっとお父さんの気持ちが伝わったみたいですね。

前のお父さんも、奥さんのお父さんも、娘を思う気持ちは、変わらないんだなと思うのです。

結婚当初数年は、言われたことがなかったのですが、最近、お父さんがあることを自分に言ってきました。

娘は守ってもらえているから安心していると。

いつの間にかお父さんの手を放れて、自分に娘を任せることができたと言うことでしょうか。

今回の話で父親の思いと言う物を感じずにはいられませんでした。