自分は雑用という会社のインフラ整備をする事がある。
といってもその内容は、本当に雑用で社内ネットワークのLANケーブルを配置したりする。
あるところの配線をしたのだけれども、そこは簡単に言うと人事で飛ばされた人の部屋だった。
飛ばされるのには理由があり、その人はいつも文句が多く、人に当たることもある人だった。そのため、部署のトップに嫌われ一人の部署に飛ばされてしまったのだ。
自業自得と言えども少しは同情するところもある。
その場所は作業場になっていて、とても殺風景なとこで、悪く言うと窓際な印象がするところだった。
LANケーブルを引いて、電源ゲーブルをもってくる。
コピー複合機を設定して、報告書とかの紙原稿をスキャニングできる様にし、パソコンを開梱して設置しプリンターのドライバーを入れる。
これで仕事はできるようになった。
でもなんか足りない。
あー電話がないんだ。
電話がないってなんか可愛そうなので、壁をある電話線を席まで持ってきて電話を設置した。
これでオフィスらしくなった。
あとは、ここにきた本人が、腐らずまじめに仕事をするかだ。
数ヶ月後にはまた、他の部署に異動になりそこでまた現場に復帰する。
その間の数ヶ月だけでも、腐ってまじめに仕事をしなかったら、今度はただではすまないだろう。
でも、今の自分の立場はやってあげてる側だけど、自分も年をとり周りに迷惑をかけるようなら、その時は自分が飛ばされるほうになる。
いつ、逆転してもおかしくない。
そう思うと、複雑な気持ちになる。
人生は二つに一つ。いつどっちに進んでもおかしくない。
ターニングポイントをどっちに進むかで会社の中でも人生が変わってくる。
そんなことを思う。今日の出来事だった。