駅のホームを歩いていると、ある新聞社の掲示されている、写真が目に入り、足を止めた。
写真は沖縄慰霊の日の一コマが映し出されている。
中央に沖縄、翁長知事がカメラ方向を向いている写真だ。
勿論、カメラを意識いているのではなく、ある人物を見つめているのだ。
その視線の先には、ピントがあっていないが、安倍総理だった。
その見つめている知事の表情が、一言では著せない表情だった。
悲しみ、怒り、何かを訴えたい様にも見える。
この目と鼻の先に総理がいるのに、沖縄県知事の立場上、感情をあえて殺しているようにも見えた。
一昔前なら、差し違えても沖縄を守ろうとしたかもしれない。
でも暴力では何も解決しないことを本人か一番分かっているかも知れない。
痛みを受けた方の悲しみは、永遠に消えるとはない。
そんな一枚の写真だった