還暦祝いに本を贈る

昨日会社の方で、還暦を迎える方がいらっしゃいました。

金曜日に宴があるようですが、欠席と言うことで、代わりに何かをプレゼントしようと思い立ち、タイトルにあるように本を贈ることにしました。

本は趣味や志向があり、悩むところですが、自分が仕事で本を扱っていることがあり、前に本を頼んでくれたことがあり、これならば喜んでもらえると思い、贈ることにしました。

話は幕末の話で、会津若松藩は何故朝敵になったのかという話と、新明治政府の偽りという本でした。

前に明治維新という偽りという本を買ってたので、その路線で似たような話を選びました。

本人も気に入ってもらえて何よりでした。

この人は、少しの期間ですが上司になったことがありました。

その時に自分を、親会社に出向を命じたのも、この人なのです。

その当時、出向が嫌だった自分は、行きますとは、言わず渋っていました。

その人も恐らく、会社から言われ嫌々ながら言っていて、板挟みの状況だったと思います。

最終的には、出向するか、会社辞めるか決めてくれと言われたのです。

会社を辞めるわけにもいかず、嫌々で出向するのです。

最初は大変でしたが、そこで一生の友達と思ってる人と出会い。仕事でも沢山のことを学び、色々な経験をさせてもらえました。

まだ残ってるかわかりませんが、ある県の国道に自分たちチームが提案した、シンボル入りの道路標識が立っています。

その当時、NHKのニュースにもなりそれなりの話題性のあるプロジェクトでした。

毎日深夜の2時まで働いて、まさにデスマーチでしたが、その時の仕事のやりがいは、とても高い物でした。それに今思うと何故か楽しいという思い出しかありません。

それを考えると、還暦を迎えたこの人を、恨むどころか、感謝さえ思えてきます。

あの時出向していなかったら、今の仕事の仕方や考え方も違っていたと思います。

まぁ。たまたま、ラッキーだっただけかも知れませんが。