嫌な気持ちになった。出来事。

ちょっと時間ができて、時間潰しにある中古ショップに入店しました。

特に用事もなく、何となくフィギアを見ていて、床の箱にバラバラになって袋に入っています。

とても商品とは思えないし。持ち主を無くしたフィギアは悲惨です。同情したくなります。

DVDコーナーに行くと、子供が何か泣きながら言っています。

気にする事ではないのですが、目の前で両親に子供は訴えていました。

ジブリのコーナーで両親が子供にDVDを買ってあげるようですが、様子が少しおかしいです。

親はこれがいいと、DVDを手にしています。でも、子供は「違う、違う」と訴えています。

それでも、両親は聞く耳を持たずに行ってしまいました。

子供は慌てて、「天空の城ラピュタ」を手にして追いかけていきます。

でも、両親は、子供からDVDを取り上げると棚に戻して、「こっちが最新だから」と言って子供を無理に連れて行ってしまいました。

「違う違う。欲しいのはこれじゃない。ラピュタ。」店内に、子供の鳴き声と、ラピュタだけが響き渡ります。

自分が勝手に思うのは、子供はラピュタのDVDをほしくて連れてきてもらったのに、両親が新作のジブリ作品を見つけて、自分達が観たいから恐らく気が変わってそのDVDを買うことにしたのだろうと思います。

子供は欲しいラピュタのDVDが買ってもらえると来たのに、両親が勝手に別の作品を買おうとしています。いくら訴えても、意見は無視されます。おそらく4歳ぐらいかな。

必死です。でも両親は無視されます。

側から見ても、子供が可哀想です。親子が居なくなった後に、ラピュタのDVDを手にすると、3100円でした。安くはないとは思いますが、子供の心にどんな気持ちを残すでしょうか。子供は好きなDVDを寸前で買えず、しかも親に無視され見たくもないDVDを見せられる。

可哀想です。自分の心に嫌な気持ちが残ります。

自分の子供の頃を思い出します。自分が言ったことは親も兄弟もきいてくれた事は一度もありませんでした。

全くの無視です。それを思い出していました。

嫌な気持ちがして、すぐに店を出ました。

今でも、あの子の「違う。違う。それはラピュタじゃない。」その言葉が耳に残っています。

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