全国的に暑かったこの間。
会社の移動で電車に乗ってました。ドアの脇に立つような格好で、迎えにも人が立っていました。
特に何もする事はなく。ぼーと。外を見ていました。
そして、いきなり『ドスっと』音がしたなと思い正面を向くと正面に立っていた人が、気を失ったのか倒れていました。
その場に緊張が走ります。緊急連絡ボタン。その時みんなはそう思っていたと思います。
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イメージです。
左右を見ていて、自分がSOSの連絡インターホンを指で差しました。
倒れていた人には、周りの人たちが、『こう言う時は無理に動かしちゃダメ。』
声がかかります。倒れた人のリュックを枕にします。
その間に、非常連絡ボタンを押して、車掌、もしくは運転手に緊急事態が発生したことを近くにいた人が伝えています。
この間時間にして、2分。ちょうど停車駅に止まります。
自分は外に出て、腕を上げて位置を知らせます。他の人も同様に腕を上げていました。
前の方の車両だったため、運転手が走ってきてきます。
倒れた人が意識が買いぶくしたのか、電車を出て立っています。
それを見た、他の乗客が座って、座ってと話しかけていました。
運転手が到着して、駅員も車椅子を持って駆けつけてきました。
運転手が周りの乗客に、支援してくれた事に感謝の言葉をかけます。
非常連絡インターフォンを使って、車掌に状況報告、駅の係員に引き継ぎ、そして運転席に戻って行きました。
それほど時間もかからず。多分この間4分ぐらいで、電車は発車しました。発車する電車の中で、車椅子に乗せられて移動していくのを、自分は目で追っていました。
多分大丈夫そうです。
この非常事態でもみんな見ず知らずの人たちが協力し合って、その場を乗り切りました。
やっぱり世間は捨てたものじゃないなと感じる経験でした。
因みに、この事態を写真に撮っていた、非常識な人はいなかったと思います。
それもよかったと思える事ですね。