あの日の文化祭 1 準備中!?

秋になってくると、いよいよ文化祭のシーズンになる。いつだったかなーと思って、母校のwebページを見に行ってみた。
予定表を見るとあれ!?
七月じゃん!自分の時秋だったような気がしたんだけどなー。
まぁ20年も前の話だから、変わってるかも知れない。
気を取り直して。

いかに思い出をつくるかが、自分の中での文化祭のテーマだった。
最後の学生生活、高校三年生の時、自分はどうしたらみんなに思い出に残る文化祭ができるか、かなり悩んでいた。ひとりで悩んでいても仕方がない。
ホームルールで意見を集める。
ちなみに前の働く幽霊部員でも書いたけど、一応その時は、学級委員長をやらさせてもらっていた。だから自然と力が入っていたかも知れない。

何をするかで意見を求めたけども、これと言って意見がでない。まあそんなもんだろ。
なかなか自分から意見を言うのは大変なことだ。

そこで自分が出した案は二つ。
前日祭りに仮装パレードど模擬店だった。
あとなんかしてたかも知れないけど、忘れてしまった。
みんなからはえーて感じもあったけど、まぁそんなもんじゃないといことでそれで動くことになった。
自分も仮装パレードは何かこう目にはえる物をやりたくて、ひとりで御輿風のねぶたを作ることにした。もちろん人形型は作れないので扇形になる。
制作は3週間放課後みっちりだ。
というより暇だったんだなーきっと。
まずは骨組みだけど想像だけで作る。そこには緻密な計算と言う物はない。もちろん物理的な知識もない。
頭の悪い普通科の高校生が作るのだから、かなりお粗末だ。
出来映えはイヤと言うほど思い知らされた。
問題は絵だけと、ねぶたのように勇ましい絵は描けない。
じゃあどうする?
好きな絵、書くしかないでしょ。!
と言うわけで三国志の絵を書いた。
表は錦馬超。裏は小喬、大喬、脇は司馬懿と公明の布陣だ。絵は独創性が高いのか中の下くらいだ。早い話がへたくそだ。

模擬店の材料も買い出しに行き、多分蕎麦と焼きそばだ。
儲けたら何買う。みたいな話で盛り上がってると担任から一言。
利益は出さないこと、原価で売ること。

えーーーて言ったけど聞き入れてもらえず、ここに善意焼そばど、善意蕎麦は完成した。
なんとか出来上がり明日は、前夜祭ならぬ前日祭だ。