ぼくの夏休み その2 子供ねぶた

田舎では子供会という集まりがあります。
部落単位で集まりお祭りもあります。
夏休みの何日間か子供達が集まっての扇形のねぷた(ねぶた)を引っ張って集落を練り歩きます。
あれと思われた方もいるとおもいますが、ねぶたとねぷたがあります。
いい説明が弘前市のホームページにありましたのて、使わせてもらいます。

森ねぶたは、大きな人形山車と、その周囲で乱舞するハネト(踊り手)で賑わいます。戦に勝って帰ってくる姿を表した凱旋ねぶたともいわれ、豪華絢爛なまつりです。一方、弘前ねぷたは山車をゆっくりと引き、涼しげな笛の音と、力強い太鼓が響き渡ります。青森の凱旋ねぶたに対し、これから戦にいくという姿を表した出陣ねぷたともいわれ、勇壮華麗なまつりです。
(ねぷたとねぶた、読み方が違うのは、その地方の方言や発音に違いがあったものと思われます。)

この説明からいうと、子供会はねぷたになると思いますがここではねぶたとします。
お囃子はテープで流していましたが、山車は立派なもので、沿道にはばあさん、じいさんが出てきて、ねぶたを通り過ぎるのを眺めていました。

青森県民にはねぶたDNAがあって山車とお囃子を聞くと、うずうずしてくると思ってます。
冬の時じっと我慢していて、夏に一気に爆発します。
ハネトはその名の通り跳ねるようなステップをしながら、進んでいきます。
あまりにも、張り切りすぎて筋肉痛で次の日階段を登れないと言う人もいるそうです。

話は子供会に戻り、部落を練り歩いた頃、最後に参加した子供は駄菓子を貰えるのです。
中身はよく覚えていませんが、うまい棒とヨッチャンいかは入ってたと思います。
自分も貰って上機嫌で帰ったのを覚えています。