逃げました

 今日、新しい上司からある仕事をやってみないかと打診がありました。

その仕事はうちの会社では一番の売り上げ、利益ともにトップレベルの仕事です。

 問題なくこなしていけば定年退職まで売り上げがどうとか。利益がどうとか言われる事は無くなります。

でも。断りました。

そもそもこの仕事は顧客との接客が重要です。

接客対応はかなりハードです。話は違いますがドラックストアの店員さんが客からマスクのことで酷い事を言われてとても大変な思いをしている事をネットでよく見かけます。

まず、連絡が来るとほぼクレームです。そしてお客さんのわがままに合わせなくてはいけません。

どんなに頭に来ても、明るく元気に丁寧に接客しなくてはいけません。

それがまづ辛いと言うより精神的にきついです。ちなみに前の担当者は鬱になり社長の前で泣いてやめていきました。

その当時は先ほど売り上げ、利益を心配しなくてもいいと書きましたが経営者、上司からくどくど言われ、時には無理難題も言われることもあります。

お客さんからのクレーム。上司からの無理な指示。これだけで人間はダメになってしまします。

現在は前任の前の担当者が一時的に業務を見ています。客からくる電話はほとほと神経をすり減るそうです。

そして、一時的に見ている前任の前の担当者も交代の時期になり後任者を探していて時間は過ぎて行きました。

そして、その話が自分に来たと言うことです。

現在自分はその業務で簡単な技術面のサポートをしています。それも誰に言われるとなく今の一次的な担当者が疎い部分をカバーしている感じです。

確かに今現時点では自分が最も技術的には詳しいかもしれませんが、それと業務を担当するのは話が違います。

だから、逃げました。

今の担当者が交代になれば、自分自身もサポート的な今の状態を降ります。

次回の担当者決めでも選出もしないでくれと断りました。

上司には印象がかなり悪くなったと思いますが、それでもいいです。

自分の心と体は自分で守るしかありません。

しかも、新しい上司とは数十年前に大変な思いをさせられて、正直下では働きたくないのです。簡単に言うと関わる機会を極力少なくしたいのです。

自分が断った業務が立ち行かなくなると、うちの会社はおそらく倒産するでしょう。

でも、それは自分一人で抱え込んでしまっては昔の鬱病の自分に戻ってしまします。

それだけは避けたかったのです。

このコロナ禍のなか会社が倒産して投げ出され、きっと後悔すると思いますがそれでも自分は断ります。(そもそも自分の力でなんとかやっていけると言う自信はありません)

だから、逃げました。