光のレール

 昨日も書きましたが、常磐線が仙台まで全線運転再開しました。

当日は沢山の人が仙台行き一番電車『スーパーひたち3号』へ乗車してくれました。

自分は交通系YouTuber スーツさんの動画を見させてもらいました。

上野駅は沢山の鉄道ファンが集まってくれていました。

(画像は全てYouTubeスーツ交通チャンネル内を部分的にキャプチャーしたものです。)

行き先に仙台が表示されるのは9年ぶりです。

これでも胸が熱くなります。

出発してから車窓を見ながらのスーツさんのコメント。いいコメントするんですよね。

時より動画内に歓迎ムードの映像が流れます。

JR職員での手作りのモニュメント

電車への手振りの方もたくさんいらっしゃいました。

JR職員での手振り。

路線の近くで地元の方も手振りをしていました。

おかあさんが一人でも電車に手を振ってくれています。

子供たちも傘を大きく振ってエールで電車を迎えます。

スーツさんはこの年齢だと震災を知らないのかも知れない。9年9年と言いますが、何も変わってないんじゃないですか。でも、絶望の中いつ運転できるかわからない鉄道が今走っています。いいコメントです。

みんなが手を振ってくれています。

ひょっとしたら見えないかも知れないのに通過駅でも横断幕を掲げて歓迎をしている人もいました。『夜ノ森駅でおかえり常磐線の横断幕』

地元の人が、どれだけこの電車を待っていたのか。ここまでの画像では伝え切れないメッセージがありました。

でも。

全てが順調というわけではありません。

今回全線運転再開と言っても困難はありました。

大野駅を出ると

元々は複線だった様ですが、原子力事故により不通になりその後、線路沿線の限られた区間を除染し、そしてもし電車に何か起きた場合に備え複線の片側を潰し脇に道路を並行させています。

大野駅ではバリケードが設置されているところもある様です。

帰還困難区域内に設けられるとの事です。

復興はまだ道半ばなのです。

その区間に夜ノ森という駅があります。自分も初めて知ったのですが、ちょっと幻想的な感じかしませんか。

夜の森公園があり、とても桜並木が綺麗だそうです。

いつかみんなが帰ってきてまたお花見ができる様になるといいですね。

画像を撮っていないのですが双葉駅でものぼりを手に迎えている人がいました。

常磐線の全線運転再開は大きいな期待を担っていると思います。

ただ荒れ人間の営みが消えてしまった地域に線路という希望のラインが引かれました。

ここからを取り戻します。

なんかのCMで言ってました。

『人間が想像できることにできないことはない』

最初は細い細い線かも知れませんが、この線路の幅から1センチ進み。1メートル進み。1キロ進んでいきます。

常磐線はその足がかり、一歩なのです。

だから地元の人にとっては大きな希望なのだと思います。

自分も世の中が落ち着いてきたら仙台まで乗車してみたいと思います。

最後に、車掌さんのアナウンスと載せておきます。

省略『9年ぶりに運転再開することができました。この列車は上野から仙台までの一番列車になります。大変長らくお待たせしました。JR東日本はこれからもみなさまと共に歩んで参りますのでご愛顧お願い致します。』

気の利いたアナウンスですよね。

※今回のブログ内で私の文書力不足により誤解を招く内容があった場合は陳謝致します。また、今回のブログにあたり参考にさせていただきました。スーツ様にお礼申し上げます。