お行儀

この間のバイオリンのレッスンのスピンオフ的なお話なのですが、

自分のレッスンが終わるころに、別の生徒さんか来られました。

年齢にしてたぶん5歳はいってないと思います。

お父さんも一緒に来ていたのですが、すぐにスマホをいじり始めました。

先生に全てお任せしているのでしょうか。

そんな感じです。

それでもその子は、そそくさと教本を出して広げていました。

教本を見ると書き込みと、シールがたくさんありました。

自分より進んでいるし、演奏も上手だと思います。

先輩とはこの子のことを言うんでしょうね。

先生に先輩ですねと言うと、先生がその子に先輩だってよ。

その子はあまりリアクションはありませんでした。

自分も後片付けをして帰ります。

帰り際に自分はその子に、「バイバイ」というと、その子も「バイバイ」て言ってくれました。

おじさんは少し嬉しくなって帰れました。

お父さんからも失礼しますとか言われちゃって、なんて礼儀ただしんだろうと思いました。

玄関に来て、靴を履こうとして靴を見るときちんと爪先が外に向いていました。

自分はあまりお行儀のいい大人ではないので、脱いでそのままです。

あー。

たぶんあの子だろうな直感で思いました。

バイオリンだけじゃなくて、人として何枚も上の様です。