前の記事で宇多田ヒカルのファントームを聴いてみますと書いたので聴かせてもらいました。
感想を書くのは、デビュー当初からの熱心なファンな方々がとても素晴らしくわかりやすく書かれているので特にやめておこうと思ったのですが、自分なりに少しだけ。
自分がファントームを聴いたのは、アルバム発売から大分経ってますので、良くも悪くも感想が出たあとで、それを読んでから聴くこととなりました。
ファンの方で自分の中に宇多田ヒカルはこうだった。こうあるべきという基準を持っている方は結構辛口の感想が多いような気がします。
その反面、今回のアルバムを素直に受け入れられる方は評価がいいようにも思われます。
音楽は感性ですので受け止め方で、評価の良し悪しが変わることは仕方がないかなと思います。
しかも、歌が上手い、音楽が素晴らしいという評価、イメージが付いてしまっているので、高評価を得るには単純に前のアルバムを超えることしか方法がなくなってしまいます。
それはかなりハードルの高いことです。
今回のアルバムも、待望がついちゃうぐらい期間が空いたあとなので、期待値はMAX。
だから聴いてあれ?!。
と思う人も多かったかもしれません。
自分自身
花束を君に。道以外はほぼ初めて聴きます。
エヴァンゲリオンの桜流しとZEROの真夏の通り雨は実は聴いたことはありません。
やはり花束を君に、道はわかりやすく。すっと入ってきます。
タイアップの桜流しと真夏の通り雨は、心洗われるような曲です。
恐らくその他がなかなか評価が分かれるのかなと思います。
人は同じ環境にとどまることは許されません。
時間が流れることにより、今まであったもの、持っていたものがなくなり、消えてしまいます。
もちろん逆に手に入れることも確かにあります。
要は歌もミュージシャンも時は流れ、進み時には後退しても前に進んでいるのです。
そう考えると他の曲も時代、環境を写したものなのかなと思います。
正直難解の曲もあります。
でもそれが宇多田ヒカルであり、ファントームなのかもしれません。
このアルバム素晴らしいです。だから宇多田ヒカル本人も素晴らしいと思います。
それが自分の感想です。
最後に。長々と乱文をお許しください。