子ども食堂という、光と闇

正直知りませんでした、こんな食堂があることを。

子ども食堂と聞けば、子どもがお手伝いしている食堂なのかと思ったのですが、その本当の意味知り、涙が出ました。

子ども食堂とは子どもの為の食堂。

子どもの貧困率は6人に1人と、この飽食の日本で考えられない割合です。

シングルマザー(自分がみた記事では母親だけでした。)などの家族構成で、非正規従業員で正社員ほどお給料の手取りが少ない。

その上、子供が病気だったり、学費がかさむなど、食事に回せるお金は僅かしかない状況。

給食以外、食べ物を口にできない。

夏休みになると、見る見るうちに子どもが痩せていくそうです。

そこで、子供に無料でおなか一杯食べられるのが、子ども食堂。親も300円ほどで食べられます。

親はたまには外食しよと言うことで、子どもを連れて行くそうです。

子どもたちも最初は緊張していて口数も少ないのですが、おかわりをして、満腹になると今まで会話がなかった食事が、笑い声が聞こえ、楽しい時間に変わっていきます。

一杯になったのは、お腹だけではなく、心も満たされていくそうです。

食堂はすべてボランティアの一般の人が、食べさせてくれます。時にはお米などをわけてくれることもあるそうです。

娘さんが高熱を出したとき、わけてもらったお米でおじやを作り食べさせてあげれたと、母親は感謝していたそうです。

また、引きこもりで、学校に行かなくなった子どもが何度か訪れると、食堂を手伝いたいと言って、コミュニケーションが得意でない子供だったのに、周りの優しさに勇気づけられて、結果また学校に通い始めることがあったそうです。
通えることにより、母親は働きに出ることができ、生活保護の生活から自力で生活できるまで生活が改善しました。

この食堂は個人でやっています。食材は善意の貰い物だそうです。だから、毎日は開店していません。

国と行政の取り組んでいることは、一体なんでしょうか。

前に餓死していた親子のニュースがありました。

市の担当者は言っていました。困ったことがあったらとにかく窓口に来てください。

あくまでも受け身で、ここ一歩が足りない。

マイナンバーで行政からのプッシュ的な、支援が可能になると、実際できるかわからないのに、譫言を言っている。

まだまだ、やらなくてはいけないことは闇に包まれまだ何も見えていない。

現実は厳しい。

その中で子ども食堂は、わずかにさした光なのかも知られない。