僕は忘れないあの夏の君を僕は忘れない 『快斗。もう。晩御飯食べてから行きなさい!』 玄関で靴を履いていると僕の背中に母からの声が飛んできた。 『適当に何か買って食べるから今はいい。』 それだけ言い残すと、靴を突っかけたまま外に出た。 日中はあんなに暑かったのに、太陽が西の空に沈...僕は忘れない